どんな地域にも「いいところ」があります。

都市でも地方でも、それぞれの地場産業や特産品があり、その土地ならではの人々の歴史があります。

一方で、そこには必ずお年寄りや小さな子どもたち、そして障がいのある方たちのように、働いたり自立することにむずかしさをかかえる方々も住んでいます。

東京都荒川区は、ものづくりが盛んな人情あふれる下町としての特色が強く残る、荒川と隅田川沿いの地域です。最近まで駄菓子屋問屋街があり、現在も生地繊維の格安店舗が軒を連ねる「ニポカジ」と呼ばれて賑わう繊維問屋街があり、ファッション産業の街です。

一方で、「あたたかい地域社会を築くための指標＝荒川区民総合幸福度（グロス・アラカワ・ハピネス＝GAH）」を調査研究する地域でもあります。

私たちは、この荒川区を中心に、福祉作業所で働く職員有志と、支援する有志仲間とで、さまざまな人々とつながりながら、情報交換や自主研修・研究等によって、福祉作業所をとりまく問題解決と職員の技術力・支援力向上を目指して活動しています。